「動悸がする」と感じた時

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2018/01/17

脈が突然早くなったりめまいを伴う際は?
開院して早2ヶ月。来院される患者さんの症状で比較的多いのが「動悸」です。動悸は心臓のあたりで胸が「どきどき」するといった症状を表すことばで、様々な原因によって発症します。コラム「脈が乱れる病気:不整脈」のように不整脈の場合もありますが、心臓の拍動を強く感じたり、何らかのストレスなどが原因で脈拍が一時的に早くなっているだけといったケースも多々あります。脈が突然早くなったりめまいを伴う際は、不整脈のおそれもありますが、多くの動悸症状はあまり心配をする必要がないものです。



「動悸」にお困りの際は遠慮なくお越しください
しかしいったん動悸を自覚してしまうと、多くの方が「大変な心臓の病気」ではないかと不安になり、その不安から抜け出せず動悸が持続する経験をします。専門家ではない患者さんが、自分で「病気ではない」と判断することは不可能ですし、逆に「心房細動」などの治療を必要とする不整脈である場合もあります。したがって「動悸」にお困りの際は遠慮なくクリニックを受診していただきたいです。その際に、できれば動悸のある時の脈拍を自分でチェックして、脈拍の数(1分間あたり)と脈が抜けていたり乱れていないかを確認のうえ教えていただけると、診断時の手助けとなります。