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朝の血圧が夜の血圧より高い人では睡眠時無呼吸症候群に注意が必要

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に何度も呼吸が止まる病気です(疾患の概要はこちら)。「いびきをかく」「日中に強い眠気がある」などの症状があり、重度になると睡眠中1時間に30回以上呼吸が止まることもあります。この疾患は、早朝の血圧が高くなる「早朝高血圧」と強い関連があり、注意が必要です。

▶️ 睡眠時無呼吸症候群と早朝高血圧はどう関連しているか

  • 呼吸が止まる → 酸素が不足する → 身体が「危険!」と判断し、交感神経が活性化して血圧を上げる
  • この反応が一晩中繰り返される → 夜間も血圧が高くなり、朝になっても高いまま(=早朝高血圧)
  • さらに…
    • 睡眠の質が悪化し、自律神経が乱れる
    • 心臓や血管に強い負担がかかる → 心筋梗塞や脳卒中のリスクが急上昇

📊 データで見る関係

  • 睡眠時無呼吸症候群のある人は、早朝高血圧のリスクが2~3倍高いと言われています。
  • 特に中高年の男性、肥満の方、いびきがひどい人は要注意。

✅ 対策(検査)

  • 家庭で朝と就寝前の血圧を測る:就寝前の血圧に比べて、朝の血圧が明らかに高い場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性を疑って検査をすることをお勧めします。
  • いびき+高血圧 の場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査をお勧めします。(睡眠中に呼吸が止まっていないか、簡易検査や睡眠検査で調べられます)

💊治療法

  • 睡眠時無呼吸症候群の方すべてに治療が必要なわけではありません。
  • 1時間に20回以上の無呼吸がある重度の方は、マウスピースの使用やCPAP治療を行います。(治療法の詳細はこちら

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